value バリュー

全職員が全園児のことを把握し、
満たされるまで愛情を注ぐ

すきっぷ保育園のはじまりはワンフロアの定員30名からでした。全園児に目が行き届き、担任ではなくても一人ひとりの職員が全園児を
見守っているような暖かさがそこにはありました。たとえ規模は大きくなってもその頃の気持ちは皆が大切にし、
たくさんの愛情をもって子どもたちと日々過ごして欲しいと願っています。

すきっぷ保育園のはじまりはワンフロアの定員30名からでした。全園児に目が行き届き、担任ではなくても一人ひとりの職員が全園児を見守っているような暖かさがそこにはありました。たとえ規模は大きくなってもその頃の気持ちは皆が大切にし、たくさんの愛情をもって子どもたちと日々過ごして欲しいと願っています。

すきっぷ保育園の産みの親ともいえる稲毛すきっぷ保育園の園長に
開園して間もない頃のエピソードやワンフロアの保育ならではの強みや魅力についてインタビューを行いました。
バリューに込められた想いをひも解いていきます。

子どもと職員みんなでひとつ!
大きな家庭のような暖かさ

0歳児の乳児が泣いていると、幼児のお兄さんお姉さんたちが心配そうに「泣いているよ。どうしたのかな?」「おなかが空いているんじゃない?」と職員に知らせてくれます。それを聞いた職員が「うん、わかったよ。今行くよ」と言って、子どもたちとのやり取りが生まれます。職員同士でも「泣いているので、お願いしていいですか?」「はーい」と自然に協力し合い、すぐに駆けつけて手伝える体制が出来上がっていました。ほかにも、給食係の方がすぐ近くにいらっしゃるのですが、「今日の食べ具合はどうかな?」「昨日は〇〇ちゃん、残してたけど今日は食べられそう?」とお母さんのように子どもたちに声をかけてくださいます。まるで1つの大きな家庭のような暖かさが稲毛すきっぷ保育園の魅力だと思います。

プラス思考で
ワンフロアならではの
強みを発揮

「クラスごとのお部屋がないから、アレも出来ないコレも出来ない」というマイナス思考ではなく、「ワンフロアだからこそ出来ることを考えましょう!」という発想で運営をはじめていきました。例えば、隣から音楽が聞こえてきます。幼児の子どもたちがダンスで遊んでいます。それを見た0歳、1歳の子どもたちが指を差しています。「あっ!行きたいんだね、一緒に行こう!」と子どもたちに声をかけ、すぐに混じって遊ぶことができます。また、職員の急なお休みが重なって体制が厳しいときなどは、 無理に子どもを動かすのではなく職員がクラスの垣根を越えて移動し助け合うことで、子ども一人ひとりに丁寧にかかわる保育を維持できるように努めてきました。 また事務室にいれば、常に職員の声が聞こえてきます。声色によって「今日はしんどいのかな?」「気分が乗らないのかな?」と体調やメンタルの些細な変化に気がつき、声掛けをして労わることができます。「素敵な声掛けだな」「よく工夫できているな」と職員の良いところにもたくさん気付くことができます。そうして子どもだけでなく職員一人ひとりにも目が行き届く環境にいられることが、とても幸せだと感じています。

バリューは職員一人ひとりの
心の内に秘める想い

すきっぷ保育園に入園を決められた保護者の方には重要事項説明書をお渡ししています。そこには、すきっぷ保育園の理念やミッション、保育方針などが書かれており、「お預かりしたお子さまをこういう風に保育していきます」という、いわば保護者の方との“お約束”ごとを記載させていただいています。しかし、そこにはバリューの記載はありません。バリューは保護者の方へお伝えするものというよりは、すきっぷ保育園で働く職員一人ひとりに伝えたいもの、心の中で大事に育み続けてほしいものだと考えています。すきっぷ保育園では「子ども一人ひとりを大切にした保育」を維持できるよう定員60名をひとつの目安として、定員を拡充しない方針を続けています。そこには、稲毛すきっぷ保育園からはじまったワンフロアならではの暖かさが脈々と受け継がれていってほしいという願いが込められています。

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